50代更年期とヘンテコ人生と感謝の気持ち

50歳更年期2年目korekaraの日々と、今までの少し変な人生を振り返ったり、なかなか恥ずかしくて口に出せない感謝の気持を記録に残しておきたいと思います。

はじめてのブログ③

前回の続き

見渡す限り酔っ払いの男の人はいなかったところから‥‥‥


すると、おもむろにやすこがスマホを渡してきたので『あっ!まだ管理会社の人とつながったままだったんですね‥‥‥とっくに切れてるかと思ってた(;・∀・)』

一旦、管理会社の方には事情を説明して(というより、ほとんど聞こえてたらしく、大丈夫ですか?!と言われた‥^^;)ひとまず折り返しかけ直しますと言って電話を切りました。すると、今度は階段に母の声が響き、急いでやすこと2階まで戻ると母が玄関ドアを開きながら

「ちょっとー、ほらーっ、玄関に知らない靴があるわよっ!!!」と‥‥‥( ゚д゚)ハッ!

『えーーーっ!!!嫌な予感ーーー!!!』

急いで母と私とやすこは中に入り奥の部屋の方を見てみると、まだ寝ないので折りたたんでいた私の布団のところにもたれて『おじさんいるしーっ!!!母が少し開けていった部屋の灯りに誘われたのか?!(;´Д`)』

するとすかさず母は一歩前に出て、おじさんの袖をつかみながら

「ちょっと、何やってるのよっ!!ここは私の家よ、出ていってよっ!!!」

と大声で言ったと思ったら、今度はそのまま後ろにヨタヨタ〜っとひっくり返りそうになりました。

「わっ、危ない!!!」と、やすこと私は腕をだして母を止めようとしたのですが間に合わず、母は後ろの扉にぶつかりなんとかひっくり返らずにすみました。

やすこも私も何がおきたのかわからず、おじさんまでもがキョトンとしてその光景を見ていて『今の何?!押された?!もう警察を呼ぶしかないかなと思い私は母に確認しました。

「今、突き飛ばされたの?!」すると母は

「ううん、自分で。」‥‥‥‥と。(・・?

「えっ?!何?!どういう事?!」

「だから自分で!‥‥‥手を離したから!」と!

「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥?!」(-_-;)

「えっ?!じゃ、一先ず突き飛ばされたわけではないのね?!」

「そう!」

しばし頭が混乱‥‥‥。


どうやら興奮しておじさんの袖を引っ張りながら怒鳴った勢いで、つかんでいた袖から手が離れてしまい一人でバランス崩したらしい‥‥‥(-_-;)

『もう、おじさん関係な〜いっ!!まぎらわしー!だからおじさんもキョトンとしてたんだぁ〜(;´Д`)』


少し混乱はしてたものの、とにかく私はおじさんと冷静に話をしようと試みました。

そのおじさんは60歳前後位?!で、見た目大人しそうな人に見えました。

「ここはあなたの家ではありません‥‥‥あなたは誰ですか?!これは不法侵入ですよ!」

「‥‥う〜ん‥‥‥‥‥」

「早く出ていって下さい!!!警察呼びますか?!どうしますか?!」

「‥‥‥えっと〜‥‥‥だ〜か〜ら〜‥‥‥‥」

「今、出て行ってくれるなら警察呼ばないので‥‥‥どうします?!」

「だ〜か〜ら〜‥‥‥‥ちょっとまって‥‥‥」と。

『待てない!とにかく家から追い出したい!』

その時はそれしか浮かばず、きりが無いので私はおじさんの腕をもち、暴れないように、

「じゃ〜、ここは人の家なので、一旦外に出ましょうかぁ〜」

とあえて優し〜く話しかけながら立ち上がらせようとしたら、やすこも一緒に手伝ってくれて、なんとか二人でおじさんを持ち上げる事に成功しました。そのまま玄関まで連れていき靴を履かせ(おじさん酔ってるわりには自分で履けたし、暴れない)なんとかやすこと二人三脚で下まで連れて下ろしました。


私はひとまず近くの大通りまで連れていき、タクシーに乗せようと思いました。


「家はどこなんですか?!」

「‥‥‥ここには仕事できて‥‥‥‥‥」

「ん?!職場がこの辺にあるんですか?!どの辺ですか?!」

「‥‥‥横浜‥‥‥‥」

?!?!ここは都心ではないけど東京。

「ん?!(私も混乱(笑))では、なんでここにいるんですか?!」

「‥‥ん〜?!寒いから上で話しましょう‥‥‥」

と、おじさん戻ろうとする‥‥‥。

「いや、それはおかしいから、人の家で!」

と私も思わずおじさんにツッコんでました。

そのやり取りを聞いてか、やすこが小声で

「この人変な人かもしれないから、このまま放おっておきましょう‥‥」と言ってきたのですが、私はやすこに『ここは任せて!』と目配せをし『このまま年末の寒空の中、おじさん一人置いて帰るわけにはいかないし、すごく悪い人には見えないし、それに何よりまた戻ってきてしまう恐れ大だし〜(^_^;)(笑)』と思って、おじさんの腕を片手で掴み、もう片方の手で背中を軽く押し(実際は少し力入れて誘導する感じでしたが(笑))とにかくここから離れなければと思い、大通り目指してわざと建物の裏側から遠回りをして歩き出しました。(戻り方わからなくなるようにと思って(^_^;))やすこもそのまま渋々一緒についてきてくれました。



そして私達は建物の角をぐるりと曲がり大通りに向かって真っ直ぐ歩きはじめまた。

するとやすこが突然叫びました!

「あっ、警察!!!」と。

前を見ると、大通りの手前の道にバイクに乗った警察官が本当にタイミングよく来て、そしてそのまま止まってバイクをおりはじめたのです。

「ほらっ!!!警察ですよっ!!しっかりしてください!!」

私は、誰かが通報したのかもしれないと思い、おじさんに話しかけながら警官のいる方へ背中を押して向かって行きました。

すると、その警官はこちらを見向きもせず、他の方に行ってしまいました‥‥‥‥。

が、私はこれはおじさんに刺激になると思い、そのまま便乗して

「しっかりしてくれないと、警察の人がウロウロしてますよ!どうしますか?!誰か通報したのかなぁ〜???」

と言いながらどんどん背中を押して大通りの近くまで行きました。

するといきなりおじさんが

「う〜っ、寒いっ!寒いっ!」と言いながら、両腕を組み小走りで軽く走り始めました。

そう言われてみれば、やすこはパジャマの上に肩掛用のダウンのような物をはおっており、私は更年期(ホットフラッシュ)なので元々薄着でも大丈夫だけど、おじさんはシャツ一枚だった!確かに寒そう!!!

するとおじさんは立ち止まり

「あっ、ここウチだっ♪」と指をさしたのです。


『えーーーーーーーっ!!!Σ(゚∀゚ノ)』


裏から回ってきたけど、何とっ!おじさん同じ建物の住民ーーっ!!!」

「えっ?!どこの入口?!何階ですか?!」

と焦っておじさんに聞くと

「5階!5階!」

私とやすこは顔を見合わせ

「えっ?!どこ?!」と私が聞くとおじさんは指をさして「ここ!ここ!」と。╰⁠(⁠ ⁠・⁠ ⁠ᗜ⁠ ⁠・⁠ ⁠)⁠➝

やすこと私はポストの名前を見に行き

「お名前は?!」と聞くと

「〇〇!」

ポストの名前と一致してたのです!!

『警察』の響きで酔いが冷めたのか、『寒い中薄着で歩かされて』酔いが冷めたのかわからないけど、一先ず安心した矢先

おじさんが一言

「じゃ、ちょっとあがっていってもらって‥」と言うので、やすこと私はほぼ同時に呆れた声で、

「イヤイヤ、それはないない!」

「ナイナイ!!(-_-;)」

「じゃ、もうちゃんと家に帰れますねっ!」

と念を押して、おじさんが家に向かって行ったのを見て、すかさず私達は家の方に歩きはじめました。


うちの前まで来て、私はやすこに

「では、管理会社には後で連絡しておきますね‥。夜中に色々巻き込んでしまってなんかすみませんでした。それでは。」

と挨拶をして、ドアを開けようとしたら、鍵が閉まっててあかないので、母親に電話しようとスマホを見ると何度か母から着信があったみたいなので、折り返し電話しました。

「あなた今どこにいるの?!追いかけたけど見当たらなかった!」

と母が言うので、

「あっ、建物の裏から大通りの方に行ったの!」

と答えました。

「ちょっと〜!あの人のカバンが部屋の中に置いてあったのよ!別のところに!だからあなた達追いかけたけど見当たらなくて!」

と言うので、

「えっ、今どこにいるの?!」

と聞くと、大通りのところにいるとの事で、またやすこと一緒に2人で母のところまで行き『話は後で!』と言い放ち、そのままカバンを受け取り、おじさんの部屋まで静か〜に向かいました。

その間にやすこと二人で話し合った結果、鍵があいてたら貴重品もあるかもしれないから玄関の中にカバンを入れとこう!と言う事になりました。

玄関前で、私は静かにドアノブに手をかけるとすぐに開いてる感触がわかりました。なのでそのまま少しだけドアを開けると、中から大音量でテレビの音が聞こえてきました!そして、もう少〜しだけ開けて、やすこと二人でそ〜っと隙間から中を除いてみると、なぜか玄関の床でストーブにあたりながら座ってうつむいている『ハ・ダ・カのおじさん!!』が見えたのですっ!!Σ(゚∀゚ノ)ノウギャーーッ

もう何?!何でここでぇっ!それも裸ーーーっ!!

私はプチパニックになりながらも、すかさずカバンをドアの中にスッと入れ、おじさんが振り向きそうになった瞬間にサッと玄関ドアを閉め、やすことふたり逃げるように家に向かいました。


よっぽどおじさん寒かったんだろうね、あんなところでストーブにあたって‥‥‥‥とやすこと話しながら帰りました。でも、何で裸だったんだろうとも‥‥‥‥?!?!?!(・・?


そして、今度は本当にやすこと『本当にお疲れ様でした、おやすみなさい!』と挨拶を交わし、お互いに家へ帰ってきました。

そして私が玄関で靴を脱いでいると

「大丈夫だった〜?!おじさんにカバン渡せたの?!」

と母が近づきながら話しかけてきたので、

「もう、おじさん同じ建物の別の入口のところの住民だったの〜っ!!」

と話し始めると、今度は母が背中の後ろから気まずそうに手に持っていた見たことのない黒い長めのダウンを見せてきました。


‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥。


一瞬で嫌な予感がしました。


『もう、本当にいい加減にしてーーー!!!༼⁠;⁠´⁠༎ຶ⁠ ⁠۝ ⁠༎ຶ⁠༽


ここからは普段マイペースな私が23年一番機敏に動いた怒涛の時間となりました。近くにあった適当な大きなビニール袋におじさんのダウンを無理やり詰め込み、そのままおじさんの家まで猛ダッシュで走り、今度は『もうなくなっても貴重品でもないだろう、って言うかもうどうでもいいっ!!!』と思い、玄関前に『ドンっ!』と置いて(もうヤケクソ(笑)素早く立ち去りました。


こうして私の昨年の12月30日は、夜中1時間位におきた目まぐるしい出来事により、寝ながら頭は色々と思い出し休まらず、いつも以上に何度もホットフラッシュになり体も休まらず、そのまま翌日の大晦日を迎えるという23年の締めくくりとなりました‥‥‥‥完


因みにあれ以来やすこは、母に会うたびに私の事を聞いてきて、母曰く、どうやら私はやすこのお気に入りになったみたいです(^_^;)その後まだ行ってないので会っていませんが。

そして、おじさんは一度だけ自転車置き場ですれ違ったそうですが、本人は何も覚えていないのか、普通に通り過ぎていったそうです。(^o^; 勿論、母も無視したそうです。

それに深夜に帰宅する前の部屋のおばあさん

等なかなか面白い方々が住んでいるようです(笑)そして、水漏れも全て点検してもらって、ちゃんと整備してくれるそうです。


たった1時間程度の話が文字になると長くなり、読みにくかったかと思います。

自分史?!の記録として残しておこうと思ってたので、すぐに見てくださった方がいてびっくりしましたが、読んでいただき有り難うございます。共感はできないかもしれませんが(笑)年末にこんな事に巻き込まれてる?!人もいるんだぁ〜程度に思っていただければ幸いです。


↑これは直近の話でしたが、これから50代の平凡な主婦の更年期(2年目のホットフラッシュ漢方でどう乗り越えていくか模索中)の日々の記録として、そしてその合間に私のヘンテコ人生(今までとこれから)の出来事も記録として間に挟んでいきたいと思いますので、またお暇な時があればのぞいてみてください。。マイペースに更新しようと思ってます(^_^;)